SSDのプチフリ対策 - WindowsXP用 

プチフリ対策はSSDの延命にもなる

プチフリ対策とは

プチフリとは、パソコンに廉価なSSD製品の一部を搭載した際に時々発生する、一瞬コンピュータの動作が止まったように見える現象。
 もともと、SSDはある程度大きな容量のファイルを低頻度で読み書きする用途を想定していたため、小さなファイルを頻繁に読み書きすると極端に性能が低下することがある。最近ではSSDをパソコンのシステムディスクに使用することが増えたため、激しいアクセスが行なわれたときにパソコンの動作が極端に鈍くなる現象として観測されるようになった。

IT用語辞典より
極端に性能が低下するというのが極度に断片化することです。

基本的にはJMicron製のコントローラーJMF601/602が問題なわけですが、それは兎も角SSDの特性を考慮して考えていきたいと思います。

SSDはHDDと違いヘッドやモーターなどの機械的に動作する部分がないので、データがどの位置に記録されていても非常に短い時間でアクセスできるので断片化の影響を受けにくい。しかし、断片化によってプチフリが起こるのは、SSDではフラッシュメモリの特性によってHDDよりも断片化が極端に進みやすいからです。そして、断片化が断片化を進ませて急激に断片化を加速させていきます。

SSDは断片化の影響を「受けない」ではなくて「受けにくい」だけなので極度の断片化状態になるとプチフリが起こるわけです。

断片化したならばデフラグしたらよいのですが、SSDは書き換え回数の上限が1~10万程度なのでデフラグすることによって寿命を縮めてしまうのです。

WindowsではOS起動時など多くのログファイルなど書き換えが行われています。そういった頻繁に起こる書き換え作業でSSD使用時には必要でない機能や止めても支障のない機能を無効にしてしまおうというのがプチフリ対策です。
よって書き換えによって起こる断片化速度を遅らすプチフリ対策はSSDの寿命を延ばすということにも繋がるのです。
最近ではキャッシュメモリ搭載やTrim対応でプチフリ状態にもなりにくいようですが、SSDの延命という意味ではやっておいて損はないでしょう。

設定を変更する以外では、書き換えが主な自身で作成したファイルの保存先やマイドキュメントなどはHDDに指定するようにしましょう。

WindowsXPプチフリ対策

1. 仮想メモリを使用しない

メインメモリの容量が足りなくなると、メモリの空き容量を増やすために一部のデータをハードディスクへページファイルとして書き出すことがあります。これが仮想メモリと呼ばれるものですが、メインメモリが十分な場合は仮想メモリを使用しない方法もありでしょう。

システムのプロパティ(マイコンピュータ右クリックプロパティ)→詳細タブ→パフォーマンス→詳細設定→仮想メモリ
「ページングファイルなし」にする。(搭載メモリ2GB以上推奨)

仮想メモリを使用しない事が不安な場合はCドライブからDドライブなどシステム領域以外に変更し、尚且つ初期サイズと最大サイズを同じにすることで断片化しにくくすることができます。

設定ボタンを押さないと反映されないのでお忘れなく。

仮想メモリの設定

2. システムの復元を無効にする

当然Windowsの復元機能は使用できなくなります。
システムのプロパティ→システムの復元タブ
「すべてのドライブでシステムの復元を無効にする」にチェックを入れる。

システムの復元

3. 自動Windowsアップデートを使用しない

アップデートしないということではありませんよ(笑)
システムのプロパティ→自動更新タブ
自動更新を無効にする。
WindowsXP SP3で無効にするを選択すると常時警告がでるので、警告が気になる場合は「更新を通知するのみで、自動的なダウンロードまたはインストールを実行しない」にチェックを入れる。

4. ドライブのファイルインデックスを無効にする

Cドライブ右クリック→プロパティ→全般タブ
「このディスクにインデックスを付け、ファイル検索を速くする」のチェックを外す。
Cのカレントディレクトリだけでは意味がないので、「C:\、およびサブフォルダとファイルに変更を適用する」の方を選択する。

ドライブのファイルインデックスを無効にする

アクセス権が無いファイルはエラーが出るので全て無視して下さい。

ドライブのファイルインデックスを無効にする

5. ディスクの書き込みキャッシュを無効にする

この設定はプチフリ対策として信憑性が薄く、都市伝説ちっくな感があるので特に必要はないかもしれません。書き込みキャッシュを無効にすることによってパフォーマンスが落ちる場合もあるようです。

Cドライブ右クリック→プロパティ→ハードウェアタブ→SSDを選択してプロパティをクリック→ポリシー
「ディスクの書き込みキャッシュを有効にする」のチェックを外す。

ディスクの書き込みキャッシュの設定

※注意※
以下はレジストリの編集の方法を記載していますが、レジストリの編集を誤るとWindows が起動しなくなるなど、Windows 自体を再セットアップしなければならない場合があります。当サイトではレジストリエディタでの編集の結果によるいかなる問題に対しても保証いたしかねます。レジストリは自己責任の範囲内でご使用ください。
また、レジストリを編集する場合は、あらかじめレジストリ ファイル (System.dat および User.dat) のバックアップを作成することをお勧めします。
レジストリエディタの起動はスタートメニューの「ファイル名を指定して実行」にregeditと入力して起動してください。

6. 自動デフラグを無効にする

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\OptimalLayout
EnableAutoLayoutをDWORDで作り値を0に設定する。

自動デフラグを無効にする

自動デフラグを無効にする

自動デフラグを無効にする

7. WindowsのPrefetch機能を無効にする

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\PrefetchParameters
EnablePrefetcher(REG_DWORD)の値を初期値3から0へ変更する。

Prefetch機能を無効にする

8. システムファイル再配置を無効にする

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction
Enableの値をYからNに変更する。
(システムファイルの再配置はPrefetch機能を使用しているらしいので、Prefetch機能を無効にしていればこの設定は必要ないかもしれない)

システムファイル再配置を無効にする

9. 最終アクセス日時の更新を無効にする

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem
NtfsDisableLastAccessUpdate(REG_DWORD)の値を初期値0から1へ変更する。存在しない場合は作成してください( )のなかのREG_DWORDがレジストリの種類になります。

10. 8.3形式(MS-DOS形式)のファイル名の生成を無効にする

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem
NtfsDisable8dot3NameCreation(REG_DWORD)の値を初期値0から1へ変更する。





大容量の物理メモリ搭載PCの場合

RamDiskを構築する

大容量がどの程度かというのは難しいですが、3GB以上のメモリを搭載しているパソコンであればその一部分をGavotte Ramdisk などを使用してRamDiskドライブとして使用することでRamDiskに一時保存する場所を確保できます。

システムの一時ファイル置き場にする

システムのプロパティ→詳細タブ→環境変数
TEMP と TMP をRamDiskドライブへ置き換える。

図の1の箇所にあるTMPとTEMPを削除してシステム環境変数の箇所にあるTMPとTEMPのパスを編集ボタンを押してRamDiskへ変更します。

一時ファイルの保存場所変更

アプリケーションの仮想メモリとして使用する

フォトショップCS3など仮想メモリの設定ができるアプリケーションの設定をRamDiskドライブへ変更する。

システムの仮想メモリの設定をRamDiskドライブへ変更する

先に記載した仮想メモリの設定をRamDiskドライブにするだけです。
システムのプロパティ→詳細タブ→パフォーマンス→詳細設定→仮想メモリ

関連記事


参考記事


この記事へのコメント

Re: SSDのプチフリ対策 - WindowsXP用

分かりやすい説明ありがとうございます。
大いに参考にさせてもらいました。

ただ、もしかしたらなんですが、
「8. システムファイル再配置を無効にする」の
「Enableの値をNからYに変更する。」は、
「YからNに変更する」の間違いではないでしょうか?

あと、「9. 最終アクセス日時の更新を無効にする
」ですが、
当方のPCではNtfsDisableLastAccessUpdateというファイルを見つけることができませんでした。
そういうこともあるんでしょうか?

もしよろしければ、お答えいただけると助かります。

Re: Re: SSDのプチフリ対策 - WindowsXP用

タカさんこんばんわ

参考にして頂いてありがとうございます。

>「8. システムファイル再配置を無効にする」の「Enableの値をNからYに変更する。」は、「YからNに変更する」の間違いではないでしょうか?

確かに・・・スクリーンショットの方はNに変更しているのに記載する時に間違ったようです。修正させていただきます、報告ありがとうございます。

>「9. 最終アクセス日時の更新を無効にする」ですが、当方のPCではNtfsDisableLastAccessUpdateというファイルを見つけることができませんでした。

レジストリは最初から全てがあるわけではなく、何か設定をすれば新たに作られるという場合があるので見つからない場合もあるかと思います。
ただ、このレジストリは存在しない場合が多いようで、無い場合は作成するという意味でNtfsDisableLastAccessUpdate(REG_DWORD)→レジストリ名(作成するレジストリの種類)
という感じで自身で作れるように記述してあります。説明が抜け申し訳ありませんコチラの説明も編集しておきますね。
  • [2010/11/26 01:05]
  • URL |
  • 管理人わーとん
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Re: SSDのプチフリ対策 - WindowsXP用

SSDはハードディスクと違って、機械部分も磁気の部分も無いので故障箇所としては非常に少ないといえます。
よく話題になるのは、半導体のセルあたりの書き込み限度回数でしょう。
しかし考えてみてください、HDDも磁気円盤を永久に読み書きできるわけではありません。使っていくうちに読み取りエラーが起きてきますし、HDD内臓のコントローラはそのエラーを修正(冗長化とかなんとか)します。

SSDにもコントローラは搭載されていますし、以下のサイトでは書き込み耐久テストなども行われているようですので、参考にしてください。
私は、64GB程度のものを普通に使ってる分には5年は余裕で持つ、5年もすればHDDは要領が10倍、SSDも数倍の性能のものが出ているでしょうから、今は寿命などは気にせず使ってます。


ttp://soudan1.biglobe.ne.jp/qa6071441.html
SSDは普通のHDDより寿命が短いのでしょうか

ttp://botchyworld.iinaa.net/ssd.htm
SSD耐久テスト

ttp://hibari.2ch.net/test/read.cgi/jisaku/1278428200/l50
そろそろSSDの寿命報告が殺到する頃じゃないのか

Re: Re: SSDのプチフリ対策 - WindowsXP用

こんばんわ

SSD耐久テストは私も以前見かけて、なるほどと関心してよく拝見しておりました。

現在の高性能なSSDではXPであっても、しなくても良い設定かもしれませんが、支障がなければ対策していても損は無いとは思っています。復元ポイントの作成を無効にする設定など支障がでそうだと感じることはしなければ良いですしね。

この記事自体がプチフリが発生するかもしれないと思われるSSDが多かった時期に書いた物なのですが、やっても無駄と書くほどこのとこでもないと思いますしそのまま残しています(・∀・;)

しかし、Windows7ではSSDとHDDを識別可能になったので何もすることもないかなと私も思います。
  • [2011/01/31 23:58]
  • URL |
  • 管理人わーとん
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

Re: SSDのプチフリ対策 - WindowsXP用

ThinkPadX40に1.8inchSSDを搭載して、プチフリに困っていました。他のいくつかのサイトを参考にして対策しましたが、あまり効果が上がらず、flashfireが多少効果が出た程度で、半ば諦めていました。
先日偶々このサイトを見つけ、システム復元停止以外の対策をしてみた所、ほぼ実用レベルまで改善されました。(flashfireが多少不安定なので、システム復元は残しました) これならサブ機として十分現役で使えます。情報ありがとうございました。取り急ぎご報告まで。
  • [2011/08/16 10:04]
  • URL |
  • ThinkPadX40+1.8inchSSD
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

Re: Re: SSDのプチフリ対策 - WindowsXP用

こんにちは

flashfireってゆうSSD高速化ツールがあったんですね。
システムの復元を無効にして解消したという事は復元ポイントが容量を圧迫していたんでしょうか。

お役に立てたようで嬉しいかぎりです。
  • [2011/08/16 17:58]
  • URL |
  • 管理人わーとん
  • [ 編集 ]
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